お薬が苦手な愛犬に試してみたい投薬方法

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愛犬が体調を壊したとき、まず出されるのはお薬ですよね。
体調不良に関わらず、フィラリアの予防でもお薬を飲まなければいけない子も多いでしょう。お薬嫌いの愛犬だと本当にお薬のたびに頭を抱えてしまいますよね(´;ω;`)
筆者も動物病院で勤務していますが、警戒心が強くなっている入院中やホテル中のワンちゃんに投薬するのは中々至難の業です…。
今回はそんな時動物病院のスタッフが試している投薬方法をご紹介します!

●錠剤の投薬方法

錠剤の場合、一番簡単なのは食事、おやつに埋め込む投薬方法です。

食が強い子であればドライフードに混ぜればOKですが、そんなにうまくいくならこのページはきっと読んでいませんよね( ;∀;)

まずは特別なウェットフードに混ぜ込んでみましょう。この時電子レンジで10~20秒ほどフードを温めてみると、香りがたちお薬に気が付きにくくなります♪
ウェットフードをお団子状にして埋め込んでもOK。
お団子にするのであれば粘度が高いものがいいですね。

1錠を細かく砕いて小さくするのも一つの手です。つぶせない時はキッチンバサミなどで割ってしまいましょう(切らないようにお気をつけて…!)もしくは専用のピルカッターを使用すると楽ちんです



どうしてもダメな場合にはマズルを片手で持ち、もう片方の手で喉の奥にお薬を入れ投薬を行ってください。口を堅く閉ざしてしまう子は犬歯の後ろ側からねじこむように投薬を行うとスムーズですよ♪
投薬後は素早く口を閉じ飲み込むまでマズルを抑えておきます。
スポイトでちょっぴりお水もいれてあげると飲み込みやすいかもしれません。
鼻に息を吹きかけると本能的に飲み込みますので試してみてくださいね



●粉薬の投薬方法


お粉のお薬も食事に混ぜるやり方は錠剤の時と同じです。お粉の方が少量のウェットフードでいけるかもしれませんが抗生剤などは苦みが強く気づかれやすいので要注意です!
味が強いお薬の時はオブラートに包んでからフードに混ぜてもGOODです。

その方法がダメな場合にはお水や砂糖水に溶かしスポイトなどで直接飲ませましょう。犬歯の後ろ側からねじこむと投薬しやすいですよ♪

それでもダメ!!という時はごく少量の水とお薬を混ぜて練りこみ、上顎部分など犬の口内に指で塗り付けて投薬を行う方法もあります。お口周りを触られると怒ってしまう子は飼い主さんががっつり噛まれてしまうのでやらないでくださいね(;´・ω・)



●投薬専用アイテムを活用




実はお薬嫌いのペットの投薬専用のアイテムが販売されています。

香りが強く、味もおいしいキューブ型のおやつタイプの投薬補助剤や、人間のお薬ゼリーのようにゼリーの中に埋め込める投薬補助剤、咬みついてしまうような子には先端にお薬をセットし喉奥にお薬を放り込めるインプッターなど様々なアイテムが存在しています。対お薬用として作られていますのでお薬の苦みなどもうまく隠してくれ投薬がスムーズにいくケースも多いようです。動物病院でも販売していますので投薬が困難な場合に相談してみてくださいね。




●時にお薬を諦める



どうしても投薬できないときは、無理せずかかりつけに相談してみましょう。中には投薬ではなく注射で対応できる薬剤もあります。お薬が飲めないワンちゃんはとっても多いですし、愛犬からしたら得体のしれないものですから飲みたくなくても仕方がありません。犬用のフードや投薬アイテムではなく人間用の食べ物を使って投薬することもありますが、お薬との相性もありますから一度獣医師に確認してみましょう♪

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